次世代へのメッセージ・赤紙が来た
自分の孫が、小中学生になる、もうそんな年齢になりました。
「戦争を知らない子どもたち」を歌ったフォーク世代、70年代が青春でもあります。
そのころは、この年齢になるなど想像もしませんでしたが、残りの天命を考える歳になって「親が戦争の体験者」だったことを思い起こすようになりました。
その思いをどうまとめて、次の世代に伝えていくか、それが我々世代の宿題であり、まさに天命かもしれません。
赤紙が来て、戦争に行くときの父の気持ちを、正面から聞いた記憶はありません。回りもみんな、戦争から帰ってきた人たちばかりで、自分の親が特別という意識もなかったからでしょう。
しかし、直接、戦争を体験した人が少なくなってきている今、「親が戦争体験」世代として、何か伝え残さなければと考えるようになりました。
それは、「次の世代を守る」責任があると感じたからです。そして、次世代を守るとは何をどうすることなのか、自身に問いただしてみました。
幸い、私たち世代は「赤紙」を体験しないで済みそうです。ですが、孫たちや若者に、その保証はありません。
「赤紙」は過去のものではなく、若い世代のことだと気づいたとき、ほんとうに心の奥底からぞっとしました。
この国が戦争を始めれば、ふつうの国民も巻き込まれるのは当然です。戦争が始まれば「赤紙」が来るのも当然でしょう。時代は男女同権だから、女性にも来るでしょう。
「赤紙が来たら、どうしますか?」も、現実的なアピールではない感じもします。でも、心配したり、何にか手を打たなければならないと思います。
国民が選ぶ政治家が、戦争を決めます。そして、国民に「赤紙」が来ます。でも、政治家には来ないのです…
男女同権、赤紙来たら、行きますか、逃げますか。
心のどこかに、この問いかけを持ってもらうことが、「親が戦争体験」世代の私たちがしなければならないことだと思います。
上手くまとめられませんが、次の世代がより良く幸せになるために、大事と思うこと、経験から生まれた思いや考えを、伝えるべきだと思います。
追伸:当プロジェクトがボツになってからでは遅いと思い、ここに載せさせていただきました。
コメント
コメントを投稿